裏高尾巨樹の森再生
青年会議所の事業で、先週の土曜日に日本山岳会「高尾の森づくりの会」が行っている荒れた森の手入れや植林作業などの森再生事業に参加してきました。この事業は、人工林を間伐し、広葉樹を植林することで、裏高尾の森林を「巨樹のある森」へと再生させることを目的としているものです。
日本の森林事情は深刻で、これまではさほど興味を示してなかったのですが、今回実際に体験し、そして現地でボランティア活動されている方々の話を聞いてみてその問題の深刻さを感じました。
日本の森は、戦後、復興需要から大々的に自然林の伐採が行われ、広葉樹よりはるかに成長が早いスギやヒノキ、カラマツなどの針葉樹が植林されてきました。現在日本の森林の約半分はスギ、ヒノキ、カラマツを中心とした人工林になっています。本来ならば、これらの生産林が収穫期を迎えるはずですが、高度成長期の需要を満たすためとられた木材輸入の完全自由化政策は材木価格の大幅下落をもたらし、コスト競争力を失った日本の林業は衰退の一途をたどりました。手を入れれば入れるほど赤字が上積みされるため、全国の人工林の80%は手入れができないままに放置されているのが現状だそうです。
下草刈、間伐、枝打ち、つるきりなどの手が入らないスギやヒノキの人工林は、材としての価値がなくなるばかりでなく、地味がやせて山を荒廃させるのだそうです。こんな森を救うため、いま、森林ボランティアの活躍が期待されています。今回お世話になりました「高尾の森づくりの会」は、裏高尾小下沢の国有林を国から開放してもらい、国土緑化推進機構からの資金援助と森林管理署の技術指導を得ながら、荒れた森の手入れや植林作業などを行っています。活動は月例の作業日を主体に行っており、第2土曜の定例作業の参加者は平均70~100人程度、参加者の年間合計は延べ1,800人だそうです。
詳しくは高尾の森づくりの会のホームページを是非ご参照頂ければと思います。
武蔵野市でも東京の森林保全・活用のための「二俣尾・武蔵野市民の森事業」を行っています。
私も実際に山に登り、イロハモミジを植樹してきました。
普段ジャンボリーなどで山登りには慣れていたつもりでも、山道、しかもあまり道としてならされていなく、前日の雨の影響もあり足下が不安定。往復2時間以上はなかなかきつかったです・・・・がこの上ない充実感もありました。森林の恩恵を受けている全員が考えていかなければならない環境問題だと思います。
50年計画で具体的な数値目標を定めているとのことでしたが、今回私も植えさせて頂いたイロハモミジが大きくなり美しい紅葉が見られる頃まで果たして生きていられるでしょうか。
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コメント
ありがとうございます。
環境問題はいままで特に力を入れてこなかったわけではありませんが、振り返ってみると自分自身あまりメッセージは出していませんね・・・
今回は非常に勉強になりました。今後も環境問題については取り組んでいくつもりでございます。よろしくお願いいたします。
やすえ
投稿: やすえ | 2008/04/30 13:58
度々お邪魔いたします。さて、やすえさんが最初に立候補された頃から少し不満に感じていたところがございました。それは、やすえさんの政策やご自身の周辺から「みどりの匂い」がしないことでした。人が重点に置く事柄は様々ですので、単純に、やすえさんは普段から花や木々などあまり関心のない方なのかなあと、少々寂しい気持ちを持ちながら応援しておりましたが、今回この「裏高尾巨樹の森再生」の記事で、やっと「みどり系」(笑)に気を向けて頂けるようになった!と嬉しくなりました。衆議院議員の麻生太郎さんが「農業の底力」というコメントで、以下のようにおっしゃっていました。「農業については、環境、治山・治水を含めた国土保全という観点からも、その諸策について検討されるべきでしょう」と。私は農業に従事しておりませんので、部分的な観点からものを見がちで、不完全な視点ではありますが、環境という言葉をどこかに入れさえすれば人の心を掴むがごときに上辺だけの環境保護の訴えが通用している昨今、「治山・治水を含めた国土保全」は、農業だけでなく、漁業、そしてひいては私たちの普段の生活にもかかわる、総合的で、かつ基本的な考えのような気がして、非常に印象に残りました。裏高尾巨樹の森再生で植林をしている広葉樹は、水を豊かに保持し、また治山につながる樹木だと聞いています。そして、この植林が日本の素晴らしい自然循環のほころびを少しでも直せる活動ではないかとも思っております。外環道路問題と関連して複雑な思いがありますが、これを機に、やすえさんご自身の感覚に「みどりの匂い」を取り入れて活動をして頂けると幸甚です。ありがとうございます。
投稿: ロナウジーヌ | 2008/04/26 10:49